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皆さんこんにちは、辻本デンタルオフィス 院長の辻本です
さて、少し時間が空いてしましましたが、前回の続きを!
前回酸蝕症についてお話をさせていただきましたが、今日はどうやって治療をするのか?
という事です。
まず、一番大事なのは、酸蝕症の原因となるものを取り除く!という事です
歯がこのようになってしまったのを治す事は出来ますが、根本的な原因を除去していかなければ
また同じような問題が出てきてしまします!
よって、精神的な問題や、食生活の問題を解決しつつ、治療を行わなくてはなりません
さて、治療方法ですが、いくつか選択肢があります
①大きく削ってセラミックの冠を被せる!
②一部削って部分的なセラミックの冠を被せる!
③ほとんど削らずダイレクトボンディングを行う!
です。
それぞれの利点欠点がありますので見ていきましょう。
治療法 | 利点 | 欠点 |
大きく削って
セラミックの冠を被せる |
審美的・変色しない | 大きく削るため、神経がダメになる可能性が高い、コストが高い |
一部削って
セラミックの冠を被せる |
審美的・削る量が少ないので神経がダメになる可能性が低い | コストが高い、技術的に難しくなる |
ほとんど削らず
ダイレクトボンディングを行う |
審美的だが、経年変化がある。しかし、その後の対応は容易
ほとんど削らないため一番歯にやさしい、コストは最も安い |
仕上がりが歯科医師の技術に左右されやすい
経年変化あり |
と、まとめるとこんな感じになります。
患者さんの希望や経済的なものも加味して、治療方法を決めていく必要があります。
さて、このような状態
この患者さんはダイレクトボンディングを選択されました
治療後がこちら
なかなかきれいに仕上がったと思います。
しかし、この後もしっかりと原因の持続的な除去が必要です。
ダイレクトボンディングで治療するのはなかなか大変です、見た目をかなり重視する患者さんには
セラミックでの治療をおすすめします!
ビフォーアフター
かなりイメージが変わりましたね!
辻本デンタルオフィスでは、このような治療も行っております。
気になる方は一度ご相談ください
辻本デンタルオフィス 辻本真規
執筆者情報
院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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