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こんにちは、辻本デンタルオフィス院長の辻本です。
さて、コロナコロナと大変でしたがいつの間にか6月ですね
まだ新型コロナウイルス対策などは継続していかないといけませんが、徐々に街が日常に戻ってきた感じがします
さて、今日は久しぶりに治療についてのブログを書こうと思います。
タイトルの通り約6年前に私が治療した歯のやり直しをしました。
現在私は歯科医師歴13年目ですが、その当時は7年目
技術も知識も今と比べるとまだまだでした
左上の一番奥の歯の手前側のコンポジットレジン修復(歯の詰め物)をしています。
詰め物の段差などが気になります。
赤丸の部分です
おなじみのラバーダム防湿をしていますが、詰め物の形が悪くてしっかりと入りません
実は一番奥と2番目の歯の間は複雑な形で接していることがあり(一番奥の歯が2番目にめり込んだ形)、その場合、治療は非常に難しくなります。
また、患者さん自身もフロスを治療前からしにくく、虫歯になりやすい箇所となってしまいます。
6年前の技術では、この部分を完璧には詰められなかったのです…
患者さんが詰まるのが気になると6年振りにいらして下さったため、やり直しをしていきます。
幸い詰め物の中は新たに虫歯などにはなっていませんでした
歯と歯の間を広げるためのセパレーターというものを使用しています
ここから精密なダイレクトボンディングを行います
こちらが詰め終わった直後です
嚙み合わせの調整や、辺縁などを調整し、研磨した後です
いかがでしょうか?
以前に比べてかなり自然になり、フロスもパチンと通るようになりました
今回の症例は6年前の自分の技術と今の技術を比べられるいい機会になりました
歯科医師は常に研鑽をし、良い治療を提供できるように、再治療をしなくていいようにするのも
大事な仕事です。そのために休日にセミナーに参加したり、書籍を読んだり、様々なことをしています。
私の座右の銘は日々精進ですが、まだまだ勉強することは山ほどあるので
日々しっかりと勉強していかないといけないなと、改めて思いました。
辻本デンタルオフィス 辻本真規
執筆者情報
院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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