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こんにちは辻本デンタルオフィス院長の辻本です
寒暖差が大きくなってきて、風邪を引いている方も多いのではないでしょうか?
以前お話した口呼吸は風邪の原因になりますから、あいうべ体操してしっかり口を閉じましょう!
「痛みが取れない!終わらない!根の治療の疑問に答えます」シリーズも3回目です!
前回、神経を取るときに重要なのは、ブログでも何回も登場しているラバーダム防湿をしているか!?という事だとお伝えしました。
今日はなぜラバーダム防湿が重要かをお話します。
まず、歯の神経をとるときに気をつけないといけないのが、
「感染させない!」
ということなのです。
歯は骨に埋まっていて、体の中から外へ貫通している特殊な臓器です
もし、貴方のまわりの人が腕から骨が突き破って出てたらびっくりしますよね!
しかし、歯ってそんな状態なんです
そのため、歯には体で一番硬いエナメル質というのが鎧のように外側にあります
そうじゃないと、上のピンク色の部分、歯の神経血管が入っている部分に菌が侵入したりして
大変なことになってしまうからです!
歯の神経血管は、体の中ですが、神経を取るときはこの部分がむき出しになり、中と外がつながる状態になります、そこに細菌が入ってきたら大変ですね!
でも、例えば下の奥歯などの神経をとるときに、ラバーダム防湿をしていないと、つばが中に入ってしまいます。
つば=唾液の中には細菌がいます
それが感染してしまうのです!!!!
そうすると、痛みが取れなかったり、色々問題を起こします
だからラバーダム防湿をして、唾液が入ってこないようにしないといけないのです!
患者さんの中には途中でうがいをしたいという方もいるかもしれません。
しかし、うがいをしてしまうと、歯の中に細菌が…それでもうがいしたいですか?
というわけで、ラバーダム防湿をしないと、感染しちゃう!!!
というのが一番の理由です
他にも小さな器具がお口の中に落ちて間違って飲み込まないように、薬液が漏れないようになど、色々な理由がありますが、非常に重要な処置になります。
次回は、今日の続き、根の治療:普通の治療とマイクロスコープを使った治療どう違うの?
という内容でお送りします
辻本デンタルオフィス 辻本真規
執筆者情報
院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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