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こんにちは、辻本デンタルオフィス院長の辻本です。
さて、前回に続いて3回目です!
前回は知覚過敏のお話をしましたが、その中で力がかかりすぎ
という項目があったの覚えていますか?
力がかかりすぎていると、神経が過敏になったり、歯にヒビが入ったりしてしまいます。
さて、皆さんに質問です。
口を閉じたとき歯はくっついていますか?離れていますか?
離れている人、OKです!
一部でもくっついている人!NGです!!!!!
通常人は口を閉じているときに歯が離れているものです
安静位空隙と言って2~4mm歯は離れているのが普通です
しかし、それが着いてしまっている人はTCH(Tooth contacting habit)
日本語で上下歯列接触癖というものがある状態です!
この状態では歯軋りや食いしばりほど強い力ではないですが、歯に弱い力がかかり続けている状態になります。
実はこれがまずいのです!本来力がかかっていないのが理想の状態な所に弱くても長時間力がかかるとどうなるか!
①歯にヒビがはいる可能性あり
②咬む筋肉が疲れてしまう(歯科治療のときに顎がガクガクする、長時間口を開けていられない人はこれです)
③唾液が出にくくなる可能性あり(口元が緊張状態になると唾液が出にくくなります)
④知覚過敏症状が出る可能性あり
⑤慢性的な肩こり、偏頭痛が出る可能性あり(咬む筋肉は頭から肩まで関連します)
色々ありましたね、何か当てはまるものが合ったら要注意です!
次回はTCHを直すための対処法について書きます。
辻本デンタルオフィス 辻本真規
執筆者情報
院長/歯科医師・博士(歯学)
【略歴】
- 2008年
- 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部附属病院 研修医
- 2009年
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
齲蝕学分野入学 - 2009年~2013年
- 開業医勤務
- 2013年
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医取得
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科修了
博士(歯学)取得 - 2013年~2018年
- 長崎大学大学院
医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教 - 2016年~
- 日本顕微鏡歯科学会代議員
- 2017年
- 日本顕微鏡歯科学会認定指導医取得
デンツプライシロナ エンド公認インストラクター - 2018年
- 辻󠄀本デンタルオフィス開業
【受賞歴】
- 2015年
- 日本歯内療法学会関東甲信越静支部 第9回ウィンターセミナー鈴木賢策賞受賞
第12回日本顕微鏡歯科学会学術大会 大会長賞受賞
開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て、
長崎大学の齲蝕学分野助教となり、根管治療の難症例などの治療にあたる。
2018年に「辻󠄀本デンタルオフィス」を開業。
マイクロスコープを用いた精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応している。
歯科医師向けの様々なセミナーの講師を務めるほか、歯科関連の雑誌や書籍の執筆等精力的に取り組んでいる。
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